第3回吉備路の山全山縦走大会あいさつ

                       実行委員長 守屋 益男

 全国の登山愛好家の皆さん こんにちは!
 「吉備路の山全山縦走大会」は2015年3月、2016年3月と2回実施し、第1回大会では
、18都府県から約600名、第2回大会では、17都府県から約700名の登山愛好家が参
加して開催され、吉備路の山々を縦走、満喫され好評を博しました。そして、この大会 
を是非続けてほしい、というご要望を沢山頂きました。
 そこで、この度、別記のとおり「第3回吉備路の山全山縦走大会」を実施する運びと 
なりました。 
 縦走大会が開催される一帯は、古来、吉備の国と呼ばれ、3〜4世紀には大和地方 
に匹敵する豪族が勢力を誇っていた地方で、当地に数多く残る巨大な古墳群がそれ 
を物語っています。岡山市新庄下にある造山古墳は大きさでは全国第4位、総社市の 
作山古墳は第13位にランクされます。
 全山縦走コースは、この吉備の国・JR服部駅(吉備線)を起点とし、鬼城山(397m)
〜足守〜備中高松竜王山(286m)〜大平山(191m)〜吉備津彦神社〜吉備中山
(162m)と縦走し、吉備津神社に下降する、全長35km、登降差1,400mの里山コース
です。所要時間は山慣れた人で、日の出から日没までの約12時間で完歩することがで
きます。 また、コースが長すぎると感じる方のために、コースを三ヶ所で区切り、短縮・
足守コース18km、短縮・稲荷コース24km、短縮・吉備津彦コース32kmとし、体力に 
応じて誰でもが参加できるようにコースを設定しています。 
 全山縦走の最初に歩く鬼城山(397m)は、古文書の記録にない城跡で、7世紀、朝 
鮮白村江の戦いに敗れた倭国が唐・新羅の侵攻に備えて西日本の要所に築いた古
代山城の一つである、とされる説が有力で、国の史跡に指定され、史跡整備が行われ
て西門が復元し、その勇壮な姿を見ることができます。縦走コースは城壁跡を周回する
ように設定し、眺望も格別です。
 短縮・足守コースの終点・足守は、江戸時代の古民家が数多く残る由緒ある陣屋町
で、その落ち着いたたたずまいを観光すれば一挙両得です。 
 備中高松竜王山は、日本三大稲荷の一つである高松最上稲荷の奥ノ院に当たり、
年初には多数の信者が参詣するところ。コースの終点・高松稲荷グラウンドからの帰
途、高松最上稲荷に参詣し、その南にある「稲荷山健康センター」の秘湯に入浴すれ
ば、JR備中高松駅又は岡山駅西口への無料バスが利用できます。入浴希望者には 
受付で「入浴割引券」をお渡しします。 
 三光山(183m)から大平山(191m)にかけての山並は、天正10年(1582)、黒田官兵
衛の策により羽柴秀吉が備中高松城を水攻めした際、秀吉軍が布陣した一帯で、大
平山からの眺望は特に素晴らしく、歩いてきた鬼ノ城から竜王山にかけての山並みが 
一望でき、感動が湧きあがってきます。 
 吉備中山(162m)は古今和歌集(912年編集)に、”まがねふく  きびの中山おびに 
せる ほそたに川のおとのさやけさ” と詠われた山で、山頂近くに「御陵」と呼ばれる
吉備中山茶臼山古墳があります。
 コースの最終は吉備津神社の長い回廊を歩き、神社の石段を下ればゴールインで 
す。 
 自然と歴史に恵まれたこのすばらしいコースを、全国の登山愛好家の皆様にぜひ歩 
いて頂きたいと思います。準備万端を整え、皆様のおいでをお待ちしています。 
                                             終わり 


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